恐怖!その生理痛、子宮内膜症かも?

酷い生理痛、女性に生まれたのだから仕方ないと苦しんでいる人もたくさんいるでしょう。

ただの生理痛なのだから、我慢すれば生理が終わるのとと共に楽になると考えている人も多いと思います。

しかし、その生理痛は、



通学、仕事に行くのが困難となった場合、それは月経困難症と言われるものです。月経困難症は、子宮の問題がないものもありますが、子宮に何らかの問題がある場合もあるのです。

どういった問題なのでしょうか?それは、子宮内膜症です。これは、子宮内膜や子宮内膜に似た組織が子宮内腔以外に発生し、そのことから女性ホルモンの刺激で増殖する病気です。

症状は卵巣内で毎月増殖を繰り返す事から、古い血液が卵巣に溜まり大きく膨らんでいき、チョコレート嚢胞と呼ばれるものになります。

最近では、初婚年齢や初産年齢が上がり出産回数が少ない事から、子宮内膜症の患者が増えているのです。

思春期の月経痛・持続する骨盤痛の中には,その原因として子宮内膜症病変がかなりの頻度で存在する.腹腔鏡を行った数多くの報告から,思春期女子における子宮内膜症の合併は 62%であると報告されている.しかし,成人と比較し,チョコレート囊胞の形成の頻度は少なく,red の腹膜病変を中心とした子宮内膜症の頻度が高い.

引用元:産婦人科診療ガイドライン|日本産婦人科学会

生理のある女性の10人に1人はなると言われている身近な病気の子宮内膜症ですが、20代から40代の女性がなりやすいようです。そして、子宮内膜症は月経を繰り返す事で進行していきます。

妊娠・出産をすると、妊娠時の10ヶ月はもちろん、産後も生理再開まで時間がかかります。長い人だと一度の妊娠・出産でトータルで3年生理が来ない人もいます。

そのため、妊娠・出産をしている人は、妊娠・出産を経験していない人よりも生理自体が少なくなるため、そういった面からも、出産していない人よりも子宮内膜症にかかる確率が低いのです。

この病気で一番辛いのが、辛い生理痛。病院での治療として、辛い生理痛を和らげてくれるための薬が処方される場合もありますが、この場合は



生理痛は良くなり治ったように感じるかもしれませんが、子宮内膜症からきていた辛い生理痛からは解放されても、子宮内膜症自体は生理のたびに悪化していきます。

子宮内膜症を完治するのは非常に難しいのです。それは、子宮内膜症と生理は結び付いているからです。子宮内膜症を治すには、生理を止める事。でも生理を止めてしまうと、妊娠は出来ません。

一番なりやすい20代から40代の女性は妊娠を望む人が多いので、とても難しい問題なのです。

薬で様子を見る場合もあります。手術の場合もあります。手術といっても、たくさんの方法があります。

不妊に繋がりやすい子宮内膜症、生理痛の症状が強い人は、一度病院で診てもらうと良いでしょう。

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生理痛と妊娠について

生理痛と妊娠初期症状の下腹部痛はよく似ているので、妊娠しているのに生理痛と勘違いする人も多いでしょう。

生理予定日が近付いてきて、そろそろ生理になるな、と心の準備をしていたのにも関わらず生理がなかなかやってこない、そういう人は、もしかすると妊娠している可能性もあります。

妊娠初期症状の下腹部痛は、いつもの生理痛と違いチクチクするといった人もいますが、実際妊娠をしていた人でも、生理痛と全く区別がつかなかったという人もいます

そろそろ生理痛がくる頃だとカレンダーを見ながら覚悟をしている人なら尚更、下腹部痛があれば、それは生理痛だと思うでしょうし、生理痛と妊娠初期症状の下腹部痛を見分けるのは難しい事です。

生理痛と妊娠初期症状の下腹部痛の原因は異なり、妊娠初期症状の場合は、着床し胎盤が形成されていく過程で痛みが伴います。

よく妊娠初期症状で挙げられるのは、下腹部痛と共に、足の付け根も痛くなるという事です。

これも、胎盤が作られて子宮が変化していく過程で痛くなるので、普段の生理では感じない足の付け根の痛みがあれば、妊娠かもしれません

もし生理痛ではなく妊娠だった場合には、下腹部痛だけではなく、他の症状も出始める頃でしょう。

妊娠初期症状といえば、異常に疲れる、一日中眠い、体が熱っぽい、早い人だとつわりが始まる人もいます。そのような症状があれば、妊娠している確率も高くなってきます。

よく、生理痛が酷い人は妊娠しにくいのではないか?という話を耳にする事がありますが、



それは、生理痛が、ただ生理に伴った痛みである事が前提の話で、その痛みの裏に病気が隠れていたとすれば、妊娠しにくいという事になるかもしれません。

子宮筋腫や子宮内膜症の影響で生理痛の痛みが強くなっている可能性もあるので、妊娠を希望している場合は、生理痛についても気になるほど痛い場合は病院で調べてもらうのが良いでしょう。

妊娠をすれば、赤ちゃんが産まれるまでの10ヶ月間に加え産後と生理が無くなります。産後2~4ヶ月で生理が再開される人もいれば、私のように産後1年半生理がこない人と様々です。

私は、妊娠から産後まで2年以上生理から解放された生活でした。産後は、生理痛が軽くなるという人はたくさんいます

生理痛が酷い人は、子宮の入り口が狭い場合が多く、それが出産で子宮の入り口が広がるため、生理痛が軽減されるようです。このような事で生理痛と妊娠には繋がりがある事が分かります。

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