生理前や生理中に
でしょう。しっかり夜は睡眠を取っているはずなのに、昼間また眠くなってしまう、これは睡眠時間というよりもホルモンバランスによって眠気を感じているのです。
これは、月経関連過眠症と呼ばれる月経時に見られる症状の一つです。
生理前は、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが多く分泌され、その黄体ホルモンが眠気を引き起こしています。黄体ホルモンからくる眠気は、体温にも関係してきます。
で、普段よりも体温が高めです。高温期の体温は人それぞれですが、37度台の人も多く、熱っぽいと感じる人もいるでしょう。
体温は下がる時に眠くなり、そこから上がるに従って覚醒していくのですが、高温期は、体温の差が少ないため、ずっと眠気に襲われている状態が続くのです。
だからといって、生理前や生理中の眠気は仕方ないと諦める事はありません。病院に行き、生理前・生理中に眠気がある事を相談すると、漢方薬などを処方してもらう事が出来ます。
漢方薬により月経困難症を効果的に治療できる可能性がある.芍薬甘草湯,当帰芍薬散,加味逍遥散,桂枝茯苓丸,桃核承気湯,当帰建中湯などから,漢方医学的診断に基づいて処方する.漢方薬治療に即効性はないが 4 ないし 12 週間の投与で症状の改善を期待できる.なお芍薬甘草湯は月経痛が激しい場合に頓服で用いることができる.
引用元:産婦人科診療ガイドライン|日本産婦人科学会
病院へ行くほどでもないが、今の現状を何とかしたいと思っている人は、サプリメントも良いでしょう。
鉄分をしっかり摂る事で貧血対策にもなり、生理中に酷くなる疲れも改善され眠気も治まる事があります。
それからオススメなのはビタミンB6です。生理前は血中のビタミンB6の濃度が低くなると言われています。
そのため、サプリメントでしっかりビタミンB6を補充する事で、眠気も治まるでしょう。
でも、ビタミンB6は普段の生活でも補えている場合もあるので、サプリメントの用法・用量をよく守り、日頃から過剰摂取する事は控えて下さい。
という言葉をご存知でしょうか?私は生理中の眠気を回避したいと思い調べるまでレモングラスという存在を知りませんでした。
アロマの香りの種類で、柑橘系の爽やかな香りなのですが、この香りが生理の眠気には良く効きます。ハンカチに2~3滴含ませ、気分転換したい時に嗅ぐだけで眠気がなくなり効果的です。
レモングラスには、シトラールというシトラスの成分が含まれていて、この成分が眠気を無くし頭をスッキリさせる効果があるという事が研究で明らかになっているという事です。
レモングラスだけではなく、ラベンダーも眠気には効く香りの一つです。
アロマで心と体を上手くコントロールするのは良く、生理という今後も長く付き合っていかなければいけない事を、大人の女性として知識を身に付ける事が大切になってくるのではないでしょうか。
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生理の時の寝方を考えよう
生理の時、どんな寝方をするのがベストなのでしょうか。女性なら、生理中は色々な寝方を考え気にして、試している事でしょう。
生理痛で腹痛が酷い人は、とにかくお腹を守りたい、そして腰痛が辛い人は腰が楽な姿勢を考える、吐き気に苦しんでいる人は少しでも軽減してくれる態勢を探している事でしょう。
生理痛がない人でも一番気になる点は、出血が漏れてしまわない寝方はないか?という事を考えて悩んでいる人が大半だと思います。
まず、腹痛を抑える寝方として一番良いとされている寝方は、うつ伏せだと言います。一般的にお腹を守りたいと思う事から、一番厳しい寝方のように感じますが、そうではありません。
自分の体重で負荷がかかる事が逆に腹痛には良く、お腹が温かくなるという点もポイントになります。
あお向けよりも
あお向けでも掛け布団をかけているのだから温かいのでは?と思うかもしれませんが、布団と密着する事が大切なのだそうです。それから、横向きに寝るのも楽になるという人が多いです。
でも、ここで気をつけたい点が、ただ横向きに寝るのではなく、背中を丸めて膝を折り曲げ小さくなるようにして横向きで眠る事です。
枕やクッション、ブランケットなどを丸めて抱えながら寝ると更に改善されます。
あお向けで寝ると腰が付いている状態で腰痛も辛いですが、横向きで寝る事によって腰が付かずに守られるという態勢になるのです。そして、横漏れは女性が気になる大きな問題だと思います。
最近では、夜用の40cmという大きなナプキンや、付けるナプキンではなく履くタイプのショーツタイプナプキンなども販売されています。
全体がナプキンなので安心、漏れの不快感もないので、絶対に徹底ガードしたい時にはこのようなアイテムを使うのが良いでしょう。
漏れが気になり不安で熟睡出来ないという人には大変オススメです。それでも、生理のたびに購入するには割高な商品です。
普通の夜用ナプキンでも横漏れしない方法、それはショーツタイプのナプキンまでのガードは出来ませんが、あお向けに寝るよりも、ここでもやはり横向きで寝るスタイルが良いと言えます。
生理痛、横漏れ、月に一度やってくる生理との向き合い方は人それぞれです。そして、生理痛が緩和される寝方も人それぞれです。
精神的にも肉体的にも参ってしまっても逃げる事は出来ない生理、そしてその生理と向き合うためにも質の良い睡眠が大切になってきます。
まずは色々な寝方を試し、自分に合った楽な姿勢を見つけましょう。
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